忘れていませんか?パパ活はCtoCの取引

お付き合い

1. はじめに

パパ活は、金銭的な支援を前提とした関係であり、感情的な繋がりよりも商取引に近いものです。しかし、人によってはこの関係性を誤解し、恋愛感情に近い期待を抱いてしまうことがあります。私もパパ活を始めた時、疑似恋愛としてどう振る舞えばいいのか、愛人との違いは何なのか、しばらく戸惑っていました。

一歩間違って、「これは恋愛なんだ」という思考に陥ると、とても危険な道を歩むことになることを、経験を通して学びました。パパ活はCtoC(Consumer to Consumer)の商取引であり、そこには感情的なつながりではなく、金銭と時間・対応スキルの交換が基本になります。この本質を忘れた人たちは、往々にしてトラブルに引き起こすことが多いのです。

今回はパパ活をCtoC取引として理解する重要性について、私自身の体験談を交えながら解説していきます。感情に流されず、ビジネスライクな関係を築くにはどうすれば良いのでしょうか。

2. パパ活におけるCtoC取引とは何か?

2-1. CtoC取引の定義とパパ活との関係

CtoC取引とは、個人間で行われる取引を指します。パパ活もこのCtoC取引の一形態であり、男性が女性にお手当を支払い、女性が時間や行動を提供する形で関係が成立します。この取引関係は、BtoB(企業間取引)やBtoC(企業と消費者間の取引)とは異なり、感情が絡みやすいという特徴があります。

BtoBやBtoCの取引では、契約やルールが明確に設定されており、期待値や役割がはっきりしています。一方で、CtoC取引は個人同士の曖昧な合意に基づくため、時折感情のすれ違いが発生することがあります。特に男性側が「恋愛感情」を期待しすぎてしまうと、パパ活の本質を見失い、トラブルの原因となることが少なくありません。

パパ活の基本は「お手当と時間の取引」であり、それ以上でも以下でもありません。男性が感情的な期待を持つことは、パパ活の成功を妨げるだけでなく、女性との関係を悪化させる原因になります。

2-2. 営業マンの例に見る、パパ活女子の感情

パパ活女子の立場を理解するために、会社の営業マンを例に挙げてみましょう。営業マンが得意先の担当者から無理な要求をされたり、予算以上の注文や値引き交渉、さらには時間外の連絡を強要されることがあります。「もし断ったら契約を切られるかもしれない」そんな思いが頭をよぎり、会社の利益や自分の立場を守るため、怒りや不満を抑えながらこれらの要求に対応する営業マンは少なくないでしょう。

パパ活女子も同じように、パパからの無理な要求や値引き交渉、時間外の連絡に対して、内心では「うざい」「キモい」「うっとうしい」と感じていることが大半。しかし、それを表に出さず、ビジネスライクに対応することで関係を維持しているさまは、まさにCtoCの取引です。女性はパパに対して「感情的な対応」ではなく「取引としての対応」を行っているに過ぎないのです。

3. パパ活における勘違いの例

3-1. ガチ恋に陥るパパたちの実態

パパ活では、本気で恋愛感情を抱いてしまう、いわゆる「ガチ恋」勢がいます。最初はビジネスライクな関係だったとしても、デートを重ねるうちに男性側が次第に恋愛感情を持ち始める流れです。それ以前に、パパ活を始める時点で疑似ではなく、本気で恋人を作る感覚のまま始める人もいるというのが現実です。

しかし、パパ活女子にとっては、この関係はあくまでビジネス。お手当を受け取り、彼女たちはその役割を全うしているだけであり、そこに本当の恋愛感情が存在するわけではありません。ガチ恋に陥ると、男性は感情的にのめり込み、結果としてトラブルや関係の破綻を招きやすくなります。

パパ活女子が見せる親しげな態度や優しさは、ビジネスの一環としての行動であり、そこに本気で恋愛感情を期待してしまうのは非常に危ないので、すぐに女性のことが好きになる人はパパ活はやらないほうがよいです。

3-2. ストーカー化してしまうパパ

ガチ恋がさらにエスカレートすると、男性が女性に対して過度に執着しはじめ、最終的にはストーカー化してしまうケースもあります。顔合わせをした女性の中でも数名はこのような体験をしています。女性に頻繁にLINEやメッセージを送り続け、最終的には警察沙汰に発展してしまった人がいました。パパ活がビジネス取引であることを忘れ、感情的にのめり込んで女性に恐怖感を与えてしまい、関係が一気に悪化することがあるのです。

私の定期さんも以前、私と同じタイミングで顔合わせをした別の人から、お断りの連絡をしたのに執拗に会いたいと迫られ、会ったときは良い人だと思ったので住んでいる最寄りの駅をうっかり言ってしまってことから待ち伏せされて警察を呼ぶ事態になりました。怖くてすぐに引っ越しをしたほどです。

4. CtoC取引としてのパパ活に必要なルールと心構え

4-1. ビジネスライクな関係を保つための方法

あくまでもビジネスライクな関係を保つことが重要です。男性側としては、デートの後に感謝の気持ちを表すのは良いことですが、プライベートな感情を押し付けるのは避けるべきです。また、次のデートの約束など必要な連絡以外に、「今日は何してたの?」と詮索したり、「他のパパにも合ってるの?」などの探りを入れたりするのは、女性に負担を与えるだけです。

ビジネスライクといっても、ぶっきらぼうに振る舞うということではありません。フレンドリーで良いのですが、本当の恋人ではないので、会う時以外に交流する必要はないということです。

4-2. LINEや時間外連絡の適切な距離感

連絡はデートの打ち合わせやスケジュール調整に限るべきです。多くの男性が、デートの時間外も親しく連絡を取り続けたいと考えがちですが、これが感情的なトラブルを引き起こす原因となります。女性が対応するのはお手当の発生している時間内だけなので、それ以外の時間を拘束することはできないのです。

適切な距離感を保つことが、良好な関係を続けるための鍵となります。LINEの返事が遅くても来なくても、腹を立てるのが筋違いです。女性が自分の時間をどう使おうが、男性はそもに口出しすべきではありません。

5. まとめ

パパ活はあくまでもCtoCの取引。感情や期待を持ち込むとトラブルの原因となりますので、くれぐれもその感覚から外れて、本気で恋人関係を目指すのはやめておいたほうがよいです。企業の営業マンが得意先からの無理な要求に対して冷静に対応するように、パパ活女子も無理な要求や時間外の連絡に対してビジネスライクに対応しています。しかし、彼女たちが内心で感じている「うざい、キモい、うっとうしい」といった不満やストレスに気付かないまま、感情的な行動を続けると、関係は一気に破綻してしまいます。

これからパパ活を始めようとしている人や、関係がうまくいかないと感じている方には、今回の内容を参考にして、適切な距離感を保ちながらパパ活を楽しんでください。

タイトルとURLをコピーしました