1. はじめに
パパ活における食事デートといえば、寿司や鉄板焼の高級店がよく知られています。私自身も、お高めの寿司や鉄板焼店でデートをしたことが何度かありますが、他のカップルに目が行くんですよね。「あれ、たぶんお仲間だな」と。ところが、中華や韓国料理、鍋物、焼き鳥、イタリアン、ビストロなどではほとんど見かけない。なぜこれほどまでに、寿司と鉄板焼の高級店に集中するのか、仕事の空き時間が暇だったので考えてみました。
2. なぜパパ活カップルは寿司、鉄板焼の高級店に多いのか
2-1. 非日常的な空間で距離を縮める
寿司や鉄板焼の高級店は、非日常的な空間を提供してくれるため、特別なデートにふさわしい場所です。パパ活においても、女性に特別な体験を提供することで、関係が深まりやすくなります。また、こうした店はカウンターで横並びになるので、向かい合わせの席と違って、常に相手の顔を見る必要がないため、自然体でいられます。
- 高級感: 女性に非日常感を味わわせ、特別な時間を演出できるのが、高級店の魅力です。女性にとっては、普段は行けないようなお店なので、グルメな人はテンションが上がるでしょう。
- 距離感: 互いの肩や腕が触れ合うほどの近さは、ドキドキ感を高め、心の距離を自然と縮める効果があります。ただこれは男性側の感覚で、女性側としては、おじさんを見るよりおいしそうな料理を見たほうがいいという悲しい側面もあります。
2-2. 経済力をアピールする場
パパ活において、男性の経済力は唯一無二の武器。高級寿司や鉄板焼の店での食事デートは、男性が自然に自分の経済力をアピールできる場所です。
- 経済力のアピール: 高級店でのデートは、女性に対して「自分は経済力がある」というメッセージを伝える機会です。女性もこうした高級な場所での食事は「この男性は本気でサポートしてくれるのか」を判断する材料の一つといえるでしょう。
- グレードの維持: デートを重ねていく中で、明らかにお店のグレード(金額面)が下がっていると女性に感じられると、「手を抜かれている」とネガティブな印象を持たれるので、最初から張り切り過すぎないほうが吉。
3. 高級寿司・鉄板焼き店の魅力
3-1. 接待に使われる理由とパパ活との相性
お店の魅力についても触れておきましょう。寿司や鉄板焼の高級店は、ビジネスの接待によく使われる場でもあります。高級な食事と丁寧なサービスが提供されるため、大切な相手をもてなすには理想的な場所です。この接待文化は、パパ活にも適しており、特にパパ活女子に対して「あなたは特別な存在だ」とアピールできる場となっているのでしょう。
3-2. 落ち着いた雰囲気が作り出す特別感
高級店のもう一つの魅力は、静かで落ち着いた雰囲気です。静かな照明、丁寧な接客、こだわり抜かれた内装が、女性に特別感を提供します。こうした環境は、男性と女性がゆっくりと会話を楽しむ時間を作り出し、より深い関係を築くことにつながります。
4. 食事デートにふさわしい場所は他にないのか?
4-1. 安易な高級店選びの問題点
ここで少し考えてみました。もしかしたら多くのパパが、「とりあえず高級な寿司か鉄板焼に連れて行けば喜ぶだろう」といった安易な考えを持っているのではないかと。もしそうなら、それは女性の好みや個性を考慮していない選択ではないでしょうか。相手の嗜好を聞くことなく、本人の望まない高級店を選んでしまうと、デート全体が無駄に感じられてしまうこともあります。もし女性の反応がよくないと、パパとしては「こんな高い店に連れてきたのに、なんだその態度は」とイライラしてしまわないか心配です。とりあえず高級店に行けば良いという考えは、相手によっては「軽視されている」と思われかねないのです。
4-2. おじさんじゃなく好きな人と行きたい
多くのパパ活女子は、普段行けないような高級店での食事を楽しみにしています。しかし本音を言えば、「おじさんとではなく、好きな人と一緒に行けたらもっと嬉しいな」という気持ちを抱えていることが大半。まあ、そんなことはパパの前では言いませんが、多くの女性ブロガーやSNSアカウントで語られているので、そうなのでしょう。女性からすると、仕事の接待で行っている感覚と大して変わらないのです。
4-3. 女性に合ったデートの場所選びが重要
そんな本音があるとはいえ、パパ活でもせっかく食事をするなら少しでも楽しい時間にしたいと思っているもの。本当に女性に喜んでもらうためには、事前に相手の好みや苦手なものをリサーチしておくのが大前提です。寿司や鉄板焼も悪くない選択肢ですが、必ずしもすべての女性に適しているわけではありません。デートの場所選びは、男性が女性に対してどれだけ気を配っているかの現れであり、適切な場所を選ぶことで女性からの信頼を得やすくなります。
女性に「どんな料理が好き?」「苦手な食材とかは?」「こういう雰囲気のお店ってどう思う?」と事前に聞くことで、より彼女の嗜好に合った場所を提案できるでしょう。私は食事デートの際、事前に場所を決めてから、女性が苦手としないカテゴリで、イタリアン、焼き鳥、ワインバルなど4〜5店の候補を挙げます。
食べログとGoogleの口コミは必ずチェックします。自分が過去に行って良かったお店を混ぜることもあります。忘れないように、Googleマップのアプリで「お気に入り」「行ってみたい」を登録するのが私の日常のルーティーンなのです。面倒かもしれませんが、複数の候補を提案して二人で相談してお店を決める行為は、女性にとっては「自分のことを考えてくれている」という印象を抱いてもらえるので、意見を聞かずに勝手にお店を決めて連れて行くなど私にはありえないのです。
5. まとめ
寿司や鉄板焼の高級店は、独特の味も接客も空間も特別感があり、カウンター席で並ぶことで距離感を縮めるという意味でも有効な選択です。また、男性が自然に経済力をアピールできる場であり、多くのパパ活(らしき)カップルをお店で見かけるのもうなづけます。
しかし一方で、「とりあえず高級なものを食べさせれば良い」という安易な考え方では、女性に対して配慮が足りないという印象を与えかねません。女性の本音は、好きな人と高級店に行く方が嬉しいということです。パパ活男子としては、単に高級店を選ぶだけでなく、相手の好みや性格に合わせた場所選びを心がけることが、長期的な関係を築く上で重要なポイントとなるでしょう。
食事デートにふさわしい場所は、寿司や鉄板焼だけに限りません。フレンチやイタリアンの人気レストランや、こだわりの焼鳥店、有名シェフがプロデュースした中華、現地の味が楽しめる韓国料理、二人で一緒に味わえる鍋料理など、選択肢は広がります。男性が女性に対して丁寧に接し、リサーチをしっかりと行うことで、関係性を深めることにつながるはずです。
もちろん、高級寿司や鉄板焼は座席数の少ないカウンターなのでパパ活(らしき)カップルが目立つ、ということもあります。オオバコのレストランであれば個室にいるかもしれませんし、ムードの良いお店は薄暗く他のお客の雰囲気が見えづらかったりします。高級寿司や鉄板焼だけ多いというのは極端な話ですが、あくまで私の感想なので、その点はご理解ください。