1. はじめに
「ルパン三世」の女性キャラクター・峰不二子を知らない人はいないと思いますが、彼女はその魅力的なルックスだけでなく、言動にも多くの男性が引き込まれます。特に「裏切りは女のアクセサリー」というセリフ。ルパン自身も同じセリフで峰不二子の性格を表現していたので、ご記憶の方も多いでしょう。私のパパ活経験のなかで、このセリフは女性の本質を表す言葉として何度も頭に浮かんできました。今回は、峰不二子の名セリフを軸に、パパ活で経験した“裏切り”について語りたいと思います。情けない失敗談ばかりですので、「バカなおっさんだな」と笑って読んでください。
2. 裏切りはパパ活の宿命か?
2-1. 私を襲った女子たちの裏切りエピソード
パパ活は表向き、経済的サポートと女性との時間を交換し、相互で利害の一致する関係とされていますが、その裏では様々な感情が渦巻いています。男女ともに「裏切った、裏切られた」というエピソードは、枚挙に暇がありません。私自身、何度か裏切りを体験しましたので、いくつかご紹介します。
- エピソード1: マンションの初期費用と引っ越し代を渡した途端・・・
ある女性と何度かデートを重ね、良い雰囲気になったので、定期的な関係になりました。あるとき、自宅がの部屋が狭く壁も薄いので引っ越したいと相談され、信頼して新しいマンションの初期費用と引っ越し代を振り込みました。ところが、その後、彼女は急に音信不通に。新しいマンションの住所にも住んでいませんでした。これにはかなり腹が立ち、銀行振込をしたときに彼女の本名を聞いていたので探偵事務所を使って捜索することもできたのですが、費用がもったいないので、あきらめました。今でも時々思い出して腹が立つ失敗談です。 - エピソード2: アプリ退会を迫られたが自分は・・・
シュガーダディでマッチングした24歳の女子と仲良くなり、何度かデートしていました。私は1人に決めたら退会することにしているので彼女に「退会したよ。他に会っている人がいても気にしないので、◯◯ちゃんはどうするか任せるね」と伝えたところ(私は同時並行されてもまったく気にならないタイプ)、「私が同時に何人も会ってるって言いたいん?わたしはYasuくんだけなのに、すごい心外なんだけど!!!」とキレられました。どうやら私1人に絞ってくれたようで、それは素直にお詫びしました。「気持ちが収まらないから、プレゼント買って!」とヴィトンの財布をねだられ買う羽目に。 ところが数日後、しばらくログインしていなかったPatersを久しぶりに開いたところ、ふと疑念が湧いてきて彼女に当てはまる条件で検索してみました。すると、シュガーダディに掲載していた写真と同じプロフィールが。紹介文も同じような感じです。これは怪しいと思ったのでキャプチャしてLINEで彼女に送ると、「知らない!写真を勝手に使われてる」「信じてほしい!」といきなり長文LINEでヘラってきたのでますます怪しくなりました。しかし、もし写真を勝手に使っているなら(女性側から女性のプロフィールは見れないので可能性は極めて低いですが)、懲らしめたやらないといけないので、Patersの同じ写真のプロフィールの女性にメッセージを送り、顔合わせの約束をしました(ちなみにシュガーダディとPatersでは私は名前もプロフィールも変えています)。
そして顔合わせ当日、待ち合わせの場所に少し遅れていくと、立っていたのは彼女でした。私が近づくと顔を引き攣らせて何かわけのわからないことを言ってきたので、「そういうこと続けてると、いずれ痛い目に遭うよ」とだけ伝えて立ち去りました。あとで謝りのLINEが来ましたが、もちろん放流です。高い勉強代でした。
- エピソード3: 先にホテルに入り待ちぼうけ・・・
顔合わせで意気投合し、次回は食事+大人で約束しました。当日、女性のリクエストで雰囲気が良く、味も評判の焼鳥店でディナーを楽しみました。よく飲み、よく食べ、よく笑う女性で、俄然この後が楽しみになってきて、個室ということもあってほどよくスキンシップもするぐらい距離も縮まってきたのです。私は食事の席や外のデートでは女性に触れることはしないので、彼女のほうが積極的にタッチしてくる感じだったので、ありがたかったです。
そして会計を済ませ、ホテルへ向かう途中で彼女がスマホを見て、「ごめんなさい!同僚から連絡きて、職場の鍵が閉められないらしくて。私が鍵を持っているから、今から職場に行って閉めてこないといけなくて」とまさかの展開。時間は21時前。残業した人がうっかり・・・というなくはない話。「ホテルの部屋番号、LINEで送ってください!」と言い残して彼女は職場へ向かいました。
仕方なくホテルへチェックインし、部屋で入って彼女にLINEで部屋番号を送ります。了解のスタンプが来たので、コンビニで買ってきた缶チューハイを飲み始めます。待つこと1時間。「どうなってる?」とLINEすると「ごめんなさい、まだ終わってなくて!」と返事。一体、どういう状況なのかわからず、「戻れるの?」とLINEするも既読がつかず、0時を過ぎそうだったので「もう帰るね」とLINEして帰宅しました。
深夜、「本当にごめんなさい!また次は大丈夫ですので」とLINEが来ましたが、なにかトラブルに巻き込まれる予感がしたので関わるのはやめて既読スルーしています。
- エピソード4: 評判の焼鳥コースを楽しむはずが・・・
アプリでマッチングして顔合わせし、お酒が好きで楽しく飲めそうな女性だったので次回デートで食事へ誘ったときの話です。とてもグルメな方のようで、好みを伺いながらお店をセレクトして提案し、おいしいと評判の創作焼鳥コースのお店でデートすることになりました。前日に「明日はよろしくお願いします!」「はい!焼鳥コース、楽しみにしています」と順調にやりとり。
当日、仕事が予定より早く片付いたので、先に1人で軽くビールスタンドで飲んで時間つぶしすることにしました。彼女との約束の時間は19時で、いまは18時半。ちびちびクラフトビールを飲みながら過ごすこと20分。そろそろ焼鳥店へ向かおうと店を出て、彼女へLINEします。「もうすぐ着きますが、場所は大丈夫ですか?」。そしてお店の前まで着たので、LINEを確認すると既読がつかず。(移動中かな・・・?)とひとまず時間になったの焼鳥店の店内へ。
席につき、再びLINEを見ても既読なし。(まさか迷ってウロウロしてるのか・・・もう少し待ってみるか)と、グラスでシャンパンを注文し、ひとりでちびちび飲みながら待つこと15分。いまだ既読はつかず、店の入口まで行って電話をかけるも出ません。店員さんから「2時間制ですので、そろそろ準備してよろしいですか?」「連れが来なくて、連絡つかないんです。1人分だけ始めてもらえたりできますか?」「大丈夫ですが、料金はお二人分かかりますので、ご了承いただけますか」「あ〜〜、そうですね。当日ですもんね。わかりました」と1人でコース料理をいただく流れに。
結局、女性から最後まで連絡が来ることはなく、1人でコース料理を食べて2人分3万円を支払って店を出ました。焼鳥の味はおいしかったのですが、ドタキャンのおかげで満足度は何割も減です。ちなみにその後も連絡がないので、アプリで通報をしておきました。たぶん意味ないでしょうが。その女性にはなにか天罰が下ってほしいですね。
- エピソード5: 実は病気と診断されてできなくて・・・
ある保険営業の女性とマッチングしたときに起きた難しい問題です。顔合わせで現れたのは、すらりとスタイルの茶髪ギャル(元ギャル?)で、グレーのミススカスーツ姿がそそられる保険営業の女性。1児を持つシングルマザーで、おそらく日々、(本人が意識しているかどうかは分かりませんが)エロい勧誘でおじさんたちを保険加入させているのが想像できます。
駅前のカフェで会ったのですが、営業らしく会話も盛り上げ上手で、私のおしぼりがないとすぐに店員さん呼んでくれたり、コーヒーに「砂糖をいくつですか?」と聞いてくれたり気配りもできる女性で好印象。何より、ブラウスの上からでもわかる豊かなバストと、ミニスカートから伸びる美脚が非常に挑発的で「これは、どんなおっさんでも落ちるな」と感心しました。
「次はどこかでおいしいものを食べながら話しませんか?」「はい、ぜひ行きたいです!」と食事デートをすることになり、翌週にイタリアンでランチ。その翌月には中華のコースを楽しみました。もちろんお手当ありです。もともと顔合わせで大人OKの話をしていましたので、次回の約束で食事の後はホテルを打診。「わかりました。大丈夫です!」と返信が来たので、わくわくしながらレストランとホテルの部屋を抑えました。
そしてデートの前日。彼女から長文LINEが来ました。「(前略)明日なんですが、食事の後にホテルに行くのは大丈夫なんですけど、実はこの前、婦人科で診断されて・・・(中略)・・・こわくて性行為ができないんです。Yasuさんに嫌われたくなくて言い出せなかったんです・・・本当にごめんなさい。」と。さすがに病気と言われたらどうすることもできません。どうするべきか迷いました。でも、ホテルで過ごせば気持ちが高まり、「手とか口でできない?」などと口走ってしまいそうな自分がすごく嫌で、この日はキャンセルにしました。
そういう事情があるのなら仕方がないです。とはいえ、私のパパ活のポリシーは深い関係になることなので、それができないとなれば続けることはできないのでここでお別れとなりました。この女性を信じないわけではなく、“裏切り”というのも少々抵抗はあるのですが、やっぱり分かった時点で言ってほしかった・・・というのが本音です。
これらのエピソードが、私の頭に「裏切りは女のアクセサリーよ」という不二子のセリフを頭によぎらせる一例です。
2-2. 峰不二子の名セリフに見る女性心理
峰不二子は、「裏切り」を一つの戦略として使い、自己利益を追求しています。彼女の「裏切りは女のアクセサリー」というフレーズは、まさに女性が状況や相手に応じて自分を守るための武器を持っているということを象徴しており、パパ活において女性が裏切りを感じさせる行動を取るのは、彼女たちが自分を守る手段なのかもしれないと考えたりもします。さらに不二子は「いい女ってのはね、自分で自分を守れる女よ」というセリフも残しており、その考えはより強くさせられるわけです。
所詮、我々男性は、ルパンのように「裏切りは女のアクセサリーさ」とカッコつけて、パパ活で裏切られることは日常茶飯事。それも含めて高い勉強代を払って学ばせてもらっているのだと、自分を納得させるしかないのです。
3. 峰不二子のセリフが教えてくれるパパ活の教訓
峰不二子のセリフには、他にも女性の本質を突く表現がいろいろあります。「裏切りは女のアクセサリー」以外のセリフについてもクローズアップしていきましょう。
3-1. 「女の欲望は限りないものよ」
「女の欲望は限りないものよ」は、パパ活では特に恐ろしく感じてしまうセリフです。最初は相場のお手当で満足していても、時間が経つにつれて「もっと」「さらに」と欲望がエスカレートしていくことがあります。お手当以外にも、さまざまな記念日のプレゼントや自分磨きのための費用、パパとは行かない旅行の代金を求めるケースもあるので、男性側としてはどこで線引きするかが、パパ活を継続できるかどうか重要なポイントといえるでしょう。
金銭的なサポートを強めることで信頼を得ようとする男性が多いですが、このセリフを聞くとそれが無駄な行為であるかが理解できます。女性の欲望が無限に続くことに気づいた時、男性は深い失望を味わうのです。ダメ押しするようですが、「私は世界の中で1番お金の匂いが好きなの」というセリフも不二子は発しており、パパ活女子がそもそも何のために活動しているかといえば、お金なのです。恋愛相手を探しているわけではないので、くれぐれも肝に銘じたいですね。
3-2. 「棘があるから美しい花だってあるじゃない?」
「棘=危ない一面」を持っている女性もいます。危ないと分かっているにも関わらず、そうした棘のある女性だからこそ魅力が際立ち、引き付けられる男性は少なくありません。不二子のこのセリフは、「ただ可愛らしい女性」であることを期待するのではなく、交際する以上は女性の「棘」で自分が傷つくことも含めて受け入れる覚悟が必要であることを教えてくれます。
3-3. 「女の子から隠し事をとったら何も残らないわ」
このセリフは、女性の持つ「ミステリアスな一面」を象徴しています。パパ活において、すべてをさらけ出す女性は少なく、何かしらの隠し事を持っていることが多いでしょう。それがふたりの関係にスリルを与え、魅力の一部となっているともいえます。
女性のプライベートを知りたがる男性が多いと聞きます。女性との関係が深まれば深まるほど、そういう気持ちも高まるのは理解できます。しかし、パパ活など所詮は利害関係が一致しただけの薄いつながりです。会っている間にいかに楽しく、充実した時間を過ごせるかに集中して、それ以外の時間に女性がどこで何をしているかなど、興味を持たないほうが気持ちが楽です。女性側も余計な詮索はされたくありませんので、「女の子から隠し事をとったら何も残らないわ」のセリフを時々思い出して、自分を納得させるようにしてはいかがでしょうか。
5. まとめ
峰不二子の名セリフは、パパ活においても多くの教訓を与えてくれます。「裏切りは女のアクセサリー」という言葉は、男性が期待する誠実さと女性が持つ独自の戦略のズレを理解するヒントです。パパ活では、信頼関係を築くことが大切ですが、その裏には常に「裏切り」の可能性があることを忘れてはなりません。この世界は、欲望と裏切りが交錯する場所であり、それを理解し受け入れながらも、自分を守る手段を持つことが、パパ活をうまく続けていくための重要なスキルです。
パパ活女子との関係において、男性が感情的に巻き込まれすぎると、女性の行動に裏切られたと感じることが多くなります。峰不二子の言葉を借りるなら、女性には女性なりの生き方と戦略があり、それを理解しておくことで、パパ活における傷つきやすい心を守ることができるのではないでしょうか。