パパ活で出会った女性が友だちやビジネスパートナーになる可能性

お付き合い

1. はじめに

パパ活とは、男性が女性にお手当を渡し、食事や大人の関係を楽しむ交際スタイル。結婚を考えているわけではなく、いずれは別れが来るのがパパ活の宿命というか、自然の流れでしょう。

ただ、一部の稀なケースでは、関係を解消した後も友だち関係に変わったり、ビジネスパートナーとして一緒に何かを始めたりすることがあると聞きます。一体どういう経緯で、そんなレアケースが起きるのでしょうか。今回は、パパ活の別れ方から、その後に続く関係性までを考察してみたいと思います。

2. なぜパパ活の別れはほとんどが「自然消滅」か?

2-1. 多くがLINEブロックやフェードアウトで終わる理由

私の経験やさまざまなPJから聞いた話を総合すると、パパ活における別れの多くは、連絡を取らなくなるパターン――いわゆる自然消滅が大半を占めます。お手当の金額が合わなくなったり、どちらかが忙しくなったり、あるいは相手に飽きてくると、次第に連絡頻度が減り、やがて音信不通になって終わることが多いのです。

PJ側では新たな太いパパや本命彼氏を見つけると、「もうこの人に会う必要はないかな」という流れは想像できます。P側としては飽きっぽい性格だったり、同時並行が好きな人であれば、特に深く考えることもなく、ただフェードアウトしていくでしょう。

2-2. 円満解消すら稀な世界

円満解消――つまり、互いに「そろそろやめましょうか」と話し合い、納得して別れるパターンは、私の感覚ではそこまで多くありません。そもそもパパ活は、手軽なタイムシェアビジネスの面があるので、いつでも「やめる」選択肢があります。そのため、あえて話し合って交際を解消する必要がない場合がほとんどでしょう。

結果、「LINEブロックされて終わり」「こちらも連絡しなくなって自然消滅」といったケースが圧倒的に多くなるわけです。そんな中で、きちんと最後に会って話し合い、円満解消できる二人はお互いを大人としてリスペクトしている証拠かもしれません。

3. 友だちとして残るケース:体の関係があった場合と無かった場合

3-1. 体の関係があったカップルが友だちになれるのか

パパ活といえば、大人の関係を含むことありますが、その後にあっさり友情へ移行できる人はかなり少ないでしょう。体の関係があるとどうしても「疑似恋愛的な感情」が残っていたり、何かの拍子に関係を持ってしまう可能性もあり、簡単に友だちとして健全な関係を築くのは難しいのではないでしょうか。

しかし中には、体の相性以外の部分で深く理解し合える二人が存在します。お金が絡んでいたものの、会話や価値観の共通点が多すぎて、自然と「もうお手当はいらないから、単なる飲み仲間として続けようよ」となることもあるとか。もっとも、これは極めて稀なケースと考えていいでしょう。

3-2. お手当無しの“健全”な付き合いから続く友情

一方で、パパ活といっても体の関係を伴わず、“お茶や食事だけ”で成立する関係もあります。女性としても体の関係を持たないことで、会っているときは会話が中心になり、趣味の話や仕事の話で盛り上がって自然と「これ、もう友だちみたいだよね」と感じるようになる可能性はなくはないでしょう。

このようなパターンは体の関係がないぶん、余計な恋愛感情や嫉妬の問題が生じにくいので、別れたあともお互いに気まずさが少なく、「じゃあまた今度ご飯行こうよ」と気軽に誘いやすい状況になると思われます。

4. ビジネスパートナーとしての関係性はあり得る?

4-1. 人脈形成や仕事の繋がりを活かす方法

パパ活女子のなかには、「実は起業を考えている」「副業でSNS運用をしている」「スキルを磨いて転職したい」といった人が少なくありません。一方、パパ側は経営者や管理職、士業、開業医など、人脈や経済力を持っているケースが多いので、P活以外のかたちで支援しやすい環境は整っています。

もしPが「この子、ビジネスの才能ありそうだな」と感じたなら、お手当の支援だけでなく具体的なビジネスパートナーとしての形を提案することも考えられます。たとえば、彼女のアイデアに出資する、コンサル的な立場でアドバイスを行う、あるいは会社のマーケティングを手伝ってもらう――そんな“仕事の繋がり”が生まれると、パパ活の関係が終わってもパートナーとして続くことはあるわけです。

4-2. 経営者として起業支援や出資につながる可能性

PJは、当面の生活費や学費、遊興費を稼ぎたいという人もいれば、将来のビジョンに備えて資金を貯めていこうとする人もいます。後者であれば、応援しようと思うPは多いでしょう。

私の経験談ですが、ラウンジを開業したいPJにはお店の価格設定や集客についてアドバイスしたり、知人を紹介したりしました。また、インストラクターの資格を取りたい女性にはその費用をサポートし、今では大手のチェーンで売れっ子として活躍しています。

もちろん、こうした資金援助がうまくいくとは限りません。渡したお金を持って消える人だっているでしょう。しかし、パパ活という形で長く関係を築いていくことで、十分な信頼があるならば、こうした進展もあり得るでしょう。せっかく縁があって仲良くなり付き合ったのだから、相手のビジョンや夢に興味を持ち、それを支援する行為は、それはそれで尊い行為だと思っています。

5. 現実は厳しい?別れた後に残る「温度差」と“ガチ恋”の影響

5-1. どちらか一方に未練があると関係継続が難しい

もちろん、理想論ばかりでは語れません。「別れても飲み友だちとして続いているよ」という人がいる反面、一方が未練を捨てきれずに苦しむ例も多々あります。とくに体の関係があった場合、感情がこじれやすいようで、男性が「やっぱり好きだから、もう一度前のような関係に戻りたい」とガチ恋モードになってしまうことは十分あり得ます。当然、女性は「もう関係性は変わったのに、困る・・・」といった温度差を抱えることになるでしょう。

この温度差を無視して友だちのように付き合おうとするのは、かなり難易度が高いです。表面上は仲良くしていても、男性のほうが内心「友だち以上、恋人未満」みたいな青臭いこと考えていると、いずれトラブルに発展することは目に見えています。

5-2. お手当や金銭感覚の差で起こるトラブル例

また、別れた後も金銭的サポートを続ける形で関係が続いている場合は、男性側からすると「結構なお金を出しているんだから、たまには・・・」と体を求めるような感情が生まれることがあるようです。一方、女性は「あくまでビジネスパートナーとしての支援、投資でしょう?」と考えているので、ここでミスマッチが起きます。

そうなると、女性は「結局この人、友だちと見せかけて、また体を求めくるって何を考えてんの?」と不信感を抱き、最終的には喧嘩別れ、ブロックという結末に至ることも。男性側としては、お金を出すのであれば、ビジネスとしてのリターンを話し合って決めておかないと、女性がなかなか成果を出せずにいると、「体で払って」という感覚に陥ってしまうことは想像に難くないです。なので、ビジネスの関係であれば、あいまいな関係は考えるべきではないでしょう。

6. それでも続けたいなら:円満解消とコミュニケーションのコツ

6-1. 終わり方を大事にして信頼関係を維持する

もし本当に「この子とは別れても友だちでいたい」「仕事仲間として続けたい」と思うなら、やはり最後の“終わり方”が肝心でしょう。いきなり自然消滅やLINEブロックではなく、ちゃんと顔を合わせて「今後はこういう形で繋がらないか」と提案することが大切です。

相手の意向も尊重しながら、「お金の話はここまで。もしよかったら、一緒に飲みに行く友だちとして続けたい」と具体的に伝える。そして、相手が「じゃあ一度考えてみます」と了承したなら、その後も焦らずに連絡を取り合う。そうした丁寧なコミュニケーションが、関係を円満にシフトさせる一番のコツかもしれません。

もちろん、大半の女性が「は?金も出さずに会うとか厚かましんだけど!」と憤慨することになるので、よほどの自信がない限り、おすすめはしません。

6-2. お互いを尊重し合えるかどうかが分岐点

互いの素性を明かさず、匿名性のある中で関係を持っていくのがパパ活です。その形で出会った時点で、他の関係にたやすく転換するのは難しいことは承知しておいてください。それでも友だちやビジネスパートナーとして続けるには、その差を乗り越えて「対等な人間」としてお互いを見られるかが鍵になります。

口だけではなく、行動で50:50の姿勢を見せ、自分と違う意見を持っている相手を尊重し、お互いが学び合える関係になればこそ、別の形で継続できる余地が生まれるのではないでしょうか。

7. まとめ

パパ活で出会ったカップルの終焉は、多くの場合、急なLINEブロックか自然消滅です。しかし、ごく稀には「友だちになった」「一緒に仕事をする関係に落ち着いた」という例も存在します。これは、最初は割り切った大人の関係だったはずの二人が、コミュニケーションを重ねる中で相手を人として尊重し合うようになった結果と言えるでしょう。

ただ、そこに至るのは簡単ではありません。体の関係があった場合などは特に、感情的になってしまえば喧嘩別れやブロックで強制終了の可能性が高いです。お互いを“人”として見られるほどの信頼関係を築けるかどうかが分岐点なのではないでしょうか。

相手が魅力的で人間性も素晴らしく、さらにこちらが本気でリスペクトしていれば、人脈形成やビジネスパートナーへと進展する道はゼロではありません。お手当という金銭の橋を渡ってきた関係から、“純粋に仲良くなれた大人同士”として継続するには、最後のコミュニケーションを丁寧に行うことが大切でしょう。

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