Xのパパ活界隈で巻き起こる対立構造に触れてみて

トラブル・被害

1. はじめに

ここ数年パパ活を楽しんできた私ですが、ブログを書くようになってから「SNSからも読みに来てもらえるようにしたいな」と考えるようになり、X(旧ツイッター)のアカウントを作成。同じ嗜好のアカウントを探してフォローしていくうちに、「パパ活界隈」というものが存在することがわかりました。特にコミュニティとしてしっかり成り立っているわけではなく、フォロワー同士がつながりを持ち、その中で影響力を持つ方が数名現れるようになって自然発生的に誕生したようです。

Xを利用する上で、この界隈をさまようことでさまざまな情報を集めることができるだけでなく、PやPJアカウントとのコミュニケーションを図り、直接やり取りをする機会も持てるようになります。ブログを広めるうえで必要不可欠な場であると認識しつつ、やはり人の集まりですので賛否両論ある発言や、さまざまな価値観のぶつかり合いから生じる対立も日々起きています。

誰かのポストに数名が噛みつき、対立の火種が立ち上がると、一気に炎上して界隈全体で大きな話題になったり、噂話が飛び交ったり、その話題についてスペースで議論されることも。今回は、そうした状況を俯瞰しながら、なぜこのような争いが起こるのか、そして新規参入者がどう立ち振る舞えば平穏にいられるのかを考えてみたいと思います。

2. パパ活アカウントが集うX(旧ツイッター)の不思議なコミュニティ

X(旧ツイッター)には、パパ活に関する情報や体験談を呟くアカウントが多数存在し、自然発生的にコミュニティ(界隈)が形成されています。誰かが仕切るわけではなく、似たようなテーマで発信している人同士がリプや引用RTで繋がることで、少しずつ輪が広がっているように見えます。

2-1. いつの間にか形成される「界隈」という輪

私が最初に「パパ活」「P活」などのハッシュタグを追いかけていたら、同じような発信をしているアカウント同士が繋がり合い、さながら小さなSNSコミュニティを形成していることに気づきました。オープンな場でありながら、内輪的な雰囲気もあり、不思議な感覚でした。

そこでは、パパ活女子(PJ)同士の情報交換や、有名パパアカウントを中心とした雑談などが展開されており、フォロワー数が増えていくにつれ自然と発言力が強まる人が出てきます。ただ、その分意見の相違も大きくなり、衝突の火種が多い環境だとも感じました。

2-2. 有名パパ・有名パパ活女子アカウントが影響を与える構図

中にはフォロワーが1万人を超えるような有名アカウントもあり、そこが意図せずとも界隈をリードする立場になっていることがあります。彼ら彼女らが興味深い内容をポストすると、一気に拡散され、新たなパパ活勢が群がってくることもしばしば。その一方で、「あのアカウントは調子に乗っている」と批判されるなど、目立つ存在ゆえの苦労もあるようです。

フォロワーを増やそうと炎上商法を仕掛ける人もいれば、純粋に情報を発信しているうちに有名になってしまったという人もいますが、どちらにしても注目度が高いアカウントが何か言うと、いろいろな層を巻き込んで対立が起こりやすい構造に感じます。

3. さまざまな対立パターンとは?

パパ活界隈は、ただ和気あいあいとしているわけではなく、火種となりうるポイントがそこかしこに散らばっています。具体的にどんな対立が起きやすいのでしょうか。

3-1. PJ(パパ活女子)の“イキリ”発言とそれに反応するPたち

X(旧Twitter)上で、「私はこんなに稼いでる」「◯◯してくれないパパは論外」といった、高飛車な物言いをするパパ活女子を見かけることがあります。シンプルに不満をぶつけているだけのこともあれば、フォロワーを増やす狙いで刺激的な発言をしている場合もあるのですが、閲覧しているパパ側からすると「なにを偉そうに」「調子にのるな」と苛立ちを覚える人も少なくないようです。

そうした“イキリ”発言に対してパパが反論すると、一気にリプ合戦が起こり、炎上ムードに発展するケースもあります。双方ともに感情的になりやすく、ブロックで終わることもしばしば。傍から見ている野次馬には新しいネタができた程度ですが、当事者になるとストレスが大きいのは言うまでもありません。

3-2. P同士の価値観の相違から生まれるトラブル

PJとPの対立の次に多いのが、パパ同士による対立です。「お手当の相場はこうあるべき」「PJに本気になるなんてイタい」「アプリはクソ。交際クラブが効率がいい」など、人によってパパ活のやり方、考え方が大きく異なることが原因でしょう。

私が見た例では、Xでのパパ活を全否定する人と、それを反発する人が言い争っていました。結局、どちらも折れずにブロックで終了したようですが、傍から見ていると「そこまでケンカすることなんだおろうか?」と思う内容だったりします。ある種の正義感やこだわりがぶつかり合うのですが、内々のDMではなく他のフォロワーの目に触れるリプで論戦を繰り広げるのは、私には理解できませんでした。

3-3. 女同士のバチバチが生む「女の敵は女」の図式

パパ活女子同士であっても、互いのスタンスを巡って争いが生じます。例えば「身体を安く売りすぎ」とか「自分のアピール必死すぎw」など、直接の利害は衝突しないはずなのに、引用リプで悪口ととれるようなポストをしている場面を何度も目撃してきました。

それが火種となり、PJ同士のぶつかり合いが勃発するわけです。そうしたトラブルの中には、裏垢や複垢を駆使して相手の個人情報を晒すような行為もあると聞きます。本当に危険な香りが漂うので、新しく参入するパパ活女子や男性側も巻き込まれないよう十分注意しなければなりません。

4. 風俗・夜職系&「公園界隈」の混在が生む新たな混乱

ここからさらにややこしくしているのが、パパ活とは微妙にスタンスの異なる風俗や夜職系アカウント、さらに「公園界隈」と呼ばれる立ちんぼや出会い系アカウントが合流するシチュエーションです。パパ活と似ているようで実は全然違う世界観が混ざり合っているため、価値観のずれからトラブルを引き起こすケースも少なくありません。

4-1. 似て非なるサービス観がぶつかる理由

パパ活と風俗営業、さらには「公園界隈」は、表面的には“男性からお金を受け取り、女性が何らかのサービスを提供する”という構造が似ています。しかし、実際には女性のスタンスや相場感、暗黙のルールが大きく異なるものです。

パパ活はあくまで個人と個人の契約感覚が強く、交際クラブやアプリを介して合意した範囲でのデートや大人の関係を楽しむものとされることが多いです。一方、風俗や夜職は店舗や許可制の仕組みが絡んでくる場合があり、時間単位やサービス内容が明確になっていることもしばしば。「公園界隈」はさらに自由度が高く、どちらかといえば即金でセックスを売買するような危ういスタイルに近いものがあります。

こうした違いを認識しないまま、お互いの世界を批判し合ったり、「パパ活は風俗の一種」「いや、私たちは違う」と言い争ったりするのが、混乱の原因になっているように見えます。

4-2. 自分のスタイルを押しつけ合うことで起きる衝突

Xのパパ活界隈には風俗嬢や夜職系、さらには公園で待ち合わせをして直接体を売る人なども紛れ込んでおり、全員が自分のスタイルやポジションを守ろうとしてします。パパ活の場合、大人の関係は必須ではなく、いわゆる「健全」を信条とする女子としては、風俗や公園界隈と一緒にされることを嫌います。

この混乱した状況から、パパ活も風俗も立ちんぼも、性欲解消の手段と捉える男性アカウントが集まるようになり、結果的に、パパ活女子のアカウントにちょっとやりとりしただけで体の関係を要求をしたり、会ってすぐに関係を持とうとする事例も数々聞きます。このように“似て非なる”サービス観の違いが根底にあるため、いったん混在すると界隈全体が混乱に陥りやすいのです。

5. スペースやDMでの衝突も…コミュニティ内の人間関係

公開のタイムラインだけではなく、スペースやDMでも火花が散っているのがXの特徴です。そこでは、リアルタイムの音声やプライベートなトークが繰り広げられ、より激しさを増している場合があります。

5-1. スペースでの暴言やグループの派閥がくすぶる火種

スペースでは文字よりも感情がダイレクトに伝わるため、複数人が参加しているときに意見の相違があると一気にヒートアップすることがあります。さらに、仲間内だけのスペースで他人の悪口を言い合い、それが後からスクショや録音で拡散されるという怖い事件も珍しくありません。

大人ばかりが顔を揃える世界なので、くれぐれも口汚い言葉や人格否定は避けたいものですが、残念ながら感情的になってしまう人もいるのが現実です。自然発生的に派閥が生まれて、「あのスペースに参加していた奴らが敵」なんて構図ができあがってしまうのは、SNSならではのネガティブな側面かもしれません。

5-2. DMマナーを守らないと情報漏洩トラブルに発展

DMはパパ活の実際の交渉が行われる場であることもあり、写真やプライベートな情報がやり取りされがちです。しかし、その内容をスクショして晒されたり、別のアカウントで暴露されたりすると大きなダメージを受けるのは言うまでもありません。

個人的には、プライベートなDMでのやりとりを晒すのはルール違反であり、もし問題が起きたとしても、当事者同士で解決の道を探るべきであり、公表することではないという考えです。もちろん、厄介な人に絡まれて困った場合、他の人への注意喚起として晒すのは理解できますが、何もかも暴露するのではなく、最低限の情報だけで留めることを心がけて欲しいものです。

6. なぜ対立が起こる?SNS特有の構造を考える

ここまでパパ活界隈の対立の一端を述べてきましたが、その背景にはSNS、特にXだからこそ生じる構造的な問題があるように思えます。

6-1. フォロワー数とバズ狙い、アフィリエイト要素

パパ活界隈であっても、やはりフォロワーを増やすことを目的にしているアカウントは多いです。フォロワーが増えればアフィリエイトで成果を上げたり、他サービスへの勧誘をしやすくなりますし、単純に承認欲求が満たされるのも大きいでしょう。

そうなると、普通のツイートでは注目されないため、わざと刺激的な発言をして炎上を誘発することもあります。対立が可視化されると多くの人が注目するため、バズりやすいというのがSNSの怖いところですね。ただ、炎上で集まる人の多くは野次馬であり、真のファンとしてフォローしているわけではあありません。そういう意味でも、炎上狙いは効率が良いとは思えないのです。

6-2. 意見の相違が増幅される「可視化の罠」

リアルな世界では、価値観の違う人とは距離を置けば済む話ですが、X上では相手のツイートが簡単にリツイートされ、嫌でも目に入ってきます。小さな違和感や不満が拡散によって大きくなり、第三者を巻き込んで炎上に発展することがしばしばです。

本来なら「自分はこう思う、あの人はああ思う」で終わるはずの話が、フォロワーたちの反応を巻き込みながらどんどん激化していく。それがSNS特有の“可視化”がもたらす罠ではないかと私は考えています。

7. 新規ユーザーへのガイドライン:荒波を乗り越える術

これからXのパパ活界隈に足を踏み入れる方にとって、こうした対立構造は驚きかもしれません。対策をしっかり頭に入れておけば、余計な揉め事を回避しつつSNS活用のメリットを享受できるでしょう。

7-1. 界隈のルールを知りつつも巻き込まれない心得

まずは観察期間を設けるのがおすすめです。いきなり有名アカウントに絡んだり、極端な発言をするのではなく、しばらくは他の人のポストを眺めてみるといいかもしれません。誰がどんな立ち位置で発言しているのか、界隈の“暗黙のルール”は何かなど、把握してから動くことで対立に巻き込まれにくくなります。

また、裏垢や複垢での活動が盛んな世界ですが、むやみに複数アカウントを運用して自分の首を絞めないように注意したいところです。ひとたび間違いが生じると、すぐに晒される危険もあります。自分のやりたいパパ活スタイルを明確にし、無理に知名度を上げようとしない姿勢が得策でしょう。

7-2. 対立を避け、パパ活を成功させるために

SNSは本来、節度を守りながら自身がポストしたり、他の人のポストを読んだりして、情報収集や価値観の交換をする場です。SNSでの対立に時間を取られ、炎上に巻き込まれた挙げ句、パパ活自体が嫌になってしまうのは本末転倒でしょう。

なるべくポジティブな情報収集や軽いコミュニケーションに留め、具体的な交渉はマッチングアプリや交際クラブなど、実績あるサービスを使ったほうが安心感が高いのは言うまでもありません。Xを使うなら「大勢の意見に惑わされすぎない」「過激な発言を控える」「相手へのリスペクトを忘れない」という基本さえ押さえれば、良い出会いを見つけられる確率も上がると思います。

8. まとめ

Xのパパ活界隈は普通に巡回していれば楽しいところです。ただ、裏を覗くとさまざまな対立やトラブルが渦巻いているのも事実。中には“似て非なる”風俗・夜職系や公園界隈のアカウントが混ざり合い、さらに価値観やサービス観の違いが混乱を生じさせています。

SNS特有の匿名性や拡散性が、ほんの些細な意見の相違を炎上にまで膨らませるのです。対立や誹謗中傷が目立つと、「そもそもパパ活ってこんなに殺伐としているのか…」と嫌気がさしてしまう方もいるでしょう。

それでもXには多くの楽しいパパ活女子、パパが集まっており、交流や出会いの機会も広がります。結局のところ、大切なのは「どこまでSNSを使い込むか、どんなスタンスで臨むか」を自分でコントロールすること。多様な考え方やスタイルがぶつかる世界だからこそ、自分自身の軸をしっかり持ち、不要な対立を避けながらパパ活ライフを充実させていきたいものです。

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