パパ活のセックスレポートにPJが嫌悪感を持つ理由

お付き合い

1. はじめに

パパ活をしている男性の皆さんは、出会ったPJとの体験をどこまでオープンにしていますか。私もマッチングPJと大人の関係に至ることがあり、その体験談をブログに書いていますが、大人の関係まで進んだ際の赤裸々なエピソード、いわゆる“セックスレポート”について、賛否両論が巻き起こるようです。

女性側にとっては、不快感や嫌悪感を覚えるケースが少なくないようで、Xなどのポストでも「自分のことを書かれたらゾッとする」「2人だけのことを、わざわざ書くなんて意味不明」と口を揃えます。デリケートな問題なので不快感を持つことは想像できますが、セックスレポートの何に嫌悪を感じているの、本質的な部分を考えていきましょう。

2. セックスレポートとは何か

パパ活をめぐる情報は、ブログやSNS、さらには動画配信など多岐にわたっています。しかし、その中でも特にセンシティブなのが「セックスレポート」と呼ばれる投稿です。たとえば「◯◯ちゃんと初めて会った日の夜はこんな感じだった」など、肉体関係の詳細を語る内容を指します。

2-1. パパ活ブログやSNSでよく見る「赤裸々な体験談」

最近ではSNSだけでなく、個人のブログでも「セックスレポート」と銘打った記事が散見されます。パパ活やP活の体験談を綴る人は昔からいましたが、近ごろはより生々しい描写が増えている印象があります。

具体的な行為の内容や女性の反応、お手当の金額などを詳細に書き込み、男性側が「俺はこんなにすごい体験をしてきたぞ」という優越感を示す場合も多いです。読者は興味本位でアクセスし、一部の人はアダルトなコンテンツとして楽しみながら読むのでしょう。しかし、記述される女性側の情報は、たとえ仮名であっても隠しきれないヒントが含まれることもあり、当人にとってけして気持ちの良いものではないでしょう。

2-2. 大人の関係を“晒す”ことの是非

パパ活はあくまで二人の合意のもとに成り立つものですが、その関係を外部に露わにするかどうかについては、意見が分かれるところでしょう。人によっては「本人に許可を取っているなら構わない」と思うかもしれませんが、もし相手がお手当をもらう側として断れない構図があり、本当は嫌がっているのを無視して情報を公開しているなら、後々トラブルにつながる可能性は高いです。

また、男性からすれば「単なる感想を書いただけ」「自分の体験談だから問題ない」と思うかもしれません。しかし、女性からすれば「自分との肉体関係を勝手に言いふらされている」ように感じてしまい、プライバシーや品位を踏みにじられたと感じる人もいるのではないでしょうか。

3. セックスレポートがPJに与える不快感の正体

私が実際にPJと話す中でも、セックスレポートに対して非常に強い拒否反応を示す子が多い印象です。その背景にはいくつかの要因が見え隠れします。

3-1. 秘密の共有が崩れるショック

パパ活での大人会は、二人だけが知る“秘密の共有”と言えます。表立って周囲に宣言できないからこそ、二人だけで楽しむ特別感が生まれ、それが関係を深める大事な要素です。ところがセックスレポートという形で、性交渉の詳細をブログやSNSで公表されると、せっかくの秘密が一方的に破られてしまいます。

女性の視点からすると、「これは自分とパパだけの内輪の出来事なのに、なぜ不特定多数に公開されなければならないの?」という感情が湧くことはあるでしょう。それが無断であれば、秘密を守ってもらえなかったという失望は、信頼関係を大きく揺るがします。

3-2. 公開される恐怖とリベンジポルノへの懸念

セックスレポートが嫌われる大きな理由として、女性が「自分の素性が特定され、周囲にバレるのではないか」という恐怖を抱くことが挙げられます。パパ活女子の多くは、身バレを極度に恐れているのが現状です。下手をすれば家族や職場、学校に知られてしまい、生活が一変してしまう可能性があるからです。

一方的な体験談の公開は、画像や動画を広めないながらも、リベンジポルノの第一歩に捉えることもあるでしょう。男性の気持ちが昂り、エスカレートしてくれば、写真や動画を盗撮するようなこういうに及ぶのではないかという懸念にもつながります。こうした可能性がある以上、嫌悪感を抱くのも無理はないわけです。

4. パパ活=大人会のイメージ定着を嫌う理由

男性側から見ると「パパ活は大人の関係なんだから、セックスレポートくらい当たり前」などと開き直る人もいるかもしれません。しかし、実際にはそうした考えに戸惑う女性も少なくないのです。

4-1. 肉体関係とお手当が結びつく危うさ

パパ活の世界では、お手当(報酬)が発生する代わりに、デートの時間を楽しむことですが、発展して大人の関係を持つこともあります。とはいえ、すべてのPJがそれを望んでいるわけでもなく、あくまで食事、お茶のデートまでと決めているケースも多いです。

セックスレポートが一人歩きすると、「やっぱりパパ活ってアダルトな関係だけじゃないか」「P活女子はみんな体の関係が普通だ」といった誤解を招きやすくなります。女性側としては、「パパ活=肉体関係」のような単純化されたイメージが広がるのを嫌う人が多いのです。自分自身の活動スタイルがどうであれ、ひとまとめにされるのはたまったものではないというわけです。

4-2. 「茶飯崩し」というワードの優越感

私も長年の活動を通して、肉体関係をありとする人もいれば、無しの人もいるのは理解しています。ただ、一部の無しが前提のPJでも、Pとの関係を深め、親密になっていくことで関係を持ったり、経済的な理由でありに転換するケースもあるのもまた事実です。

元々はお茶と食事だけのPJを、大人の関係に持ち込むことを「茶飯崩し」と男性は呼び、それを信条として活動する人もいます。最初は健全な関係で会いながら、虎視眈々と崩す機会を伺うさまはまさにゲーム感覚。PJ側はそれを知ってか知らずかはわかりませんが、この崩しに成功することに優越感を覚える男性が存在するのは確かです。達成した喜びは自然とSNSやブログに向き、新たなセックスレポートが誕生というわけです。

5. セックスレポートを書く男性の心理と周囲の反応

では、男性がセックスレポートを書く理由は何なのか。さまざまなPのブログを読んだり、SNSでのポストをチェックしたり、さらに自分自身のことも踏まえ、いくつか共通する心理があることが分かりました。

5-1. 承認欲求・自己顕示欲と優越感

「俺はこんなに魅力的な女性と寝たぞ」「こんなエロい体験をしたんだ」という文章には、少なからず承認欲求や自己顕示欲が透けて見えます。表向きは“ただの体験談”と装っていても、実際には自分の性的武勇伝を自慢したい気持ちが強く働いていることが多いです。

さらに、それを読んだ人々が「すごい」「羨ましい」と反応してくれると、投稿者は優越感を得やすいでしょう。アクセス数やコメント数が増えることで、「次の◎◎ちゃんとのことを書こう」「もっと際どく攻めよう」とエスカレートすることも珍しくありません。

5-2. “他人のセックス”を読む人のキモい興味

セックスレポートを好んで読む層が一定数いるからこそ、投稿する男性も後を絶たないのです。人間は「他人のセックス」に対して強い興味を抱く生き物です。アダルトコンテンツ全般が人気なのも、同じ構図かもしれません。

ただ、その“他人のセックス”好きな層の欲求に応えるために、あえて赤裸々な描写を盛り込む行為は、女性から見れば「キモい」「不快」と感じられても無理はありません。男性心理としては需要があるなら書く、という単純な動機であっても、その裏で女性の気持ちが蔑ろにされている事実は見逃せません。

かくいう私も、ブログを始めた当初は体験だと称して、セックスの様子を記事化していました。なぜ書くのかと言われれば、前述した男の欲求を刺激したいからにほかなりません。アクセス数は他の記事の倍以上にのぼることもあり、アフィリエイトをテストしている身としては良いコンテンツになるわけです。

ただ、ここ数ヶ月はまったく書いていません。そういうパパ活の表層的な面は書いていても楽しくないのと、やはり最近交際の始まった女性たちのことは書かないほうが良いという判断です。過去の記事を消しているわけではないので、別に綺麗事を言っているわけではなく、単純にセクレポ的な記事に飽きただけだと思います。

6. まとめ

パパ活のセックスレポートに対して、男性側と女性側で大きく見解が異なることは理解いただけたでしょうか。そこにはプライバシーや品位、身バレのリスク、大人会へのハードルを下げる怖さなど、さまざまな要素が複雑に絡み合っています。

自分が書いている記事は女性が特定されないよう、細心の注意を図っています。年齢も職業もその他のプロフィールもかなりぼやかしており、写真は絶対の載せません。ただ、パパ活には大人の関係がつきものであるという事実は知っておいてもらいたいし、関係を持つことで親密になれるパパ活の魅力的な部分も伝えたいという思いがあるので記事にしています。

相手が嫌がることや、お手当をケチることもなく、言い方は変かもしれませんが、きれいに遊ぶ一例として読んでもらい、男性が同じような満足感を得てもらえたら良いなという気持ちです。同じく女性側にも、「この人となら関係を持ってもいい」と思った場合だけのぞんでほしいということも付け加えておきます。

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