1. はじめに
「パパ活(P活)」を知ったきっかけは、仲の良い知り合いとの飲みの席で、1人の会社役員から「実はね・・・」と酒の勢いで打ち明けられたこと。正直なところ、自分にはあまり関係のない世界だと思っていました。そこから数カ月後、他にも知り合いから愛人がいたり、ワンナイトを楽しんでいる話を聞くことが多くあり、ふと自分を振り返ってみたんです。既婚者で妻との関係は円満。子どもも手を離れ、経営する事業も順調。ただ、妻とはもう十数年セックスレスでした。この活動に興味を持ったのは、「今はまだ元気だけど、このまま老いていく人生で良いのか?」という思いが脳裏によぎったこと。あとは、仕事と家庭以外に日常の刺激を求めていたからかもしれません。
その日からネットでパパ活について調べるようになりました。当日はペイターズ、paddy67、SugarDaddy(シュガーダディ)が有名で、ひとまずアプリをダウンロードしたり、Webサイトにアクセスしてみました。ネットのブログ記事を見ながら登録を済ませ、少しの間、併用してみましたが、自分にはシュガーダディ、paters(ペイターズ)が使い勝手が良いように感じたので、2つを併用することに。一部、操作性に戸惑うところもありましたが、女性の登録者が多く、質も高いように思ったからです。
今では、パパ活を始めて数年が経ち、40代から50代に。せっかくなので、この活動を通じて得た経験や学びを、ブログ記事を通してシェアしようと思います。これからP活を考えている男性にとって、きっと役立つ情報になるはず。女性にも参考にしてもらえるのではないでしょうか。
2. 私の活動状況
2-1. 基本的な考え方
前出の「シュガーダディ」と「paters(ペイターズ)」を併用しています。時々新しいサービスを知ると興味が湧き、チェックしたことがあるものの、あまり馴染めずこの2つに戻っています。「シュガーダディ」は歴史があって認知度が高いこと。「paters(ペイターズ)」は有名で会員が多く、いろんなタイプの女性会員がいるのが特徴です。いろいろ調べるうちに、会員制交際倶楽部を検討したこともあります。こちらはかなりハイスペックな男性を求める女性会員が多いようで、医者や規模大きい会社社長、弁護士、官僚などと勝負しても勝ち目がないので、対象外にしています。
「シュガーダディ」「paters(ペイターズ)」に登録し、顔合わせを数名と行った後、その中から2〜3人を絞って食事をしてみて、最終的に1人に絞ります。正式に交際をしてさまざまな事情でお別れすることになったら、また登録して・・・という流れです。これまでお別れに際してトラブルがあったことはなく、円満解消です。男女関係で、しかもお金が絡むので何かとトラブルの印象がつきまとうP活ですが、私は幸いそういう目に遭ったことはありません。トラブル回避についても、追々お話しできればと思います。
交際にあたっては、よく話し合うようにしています。特に条件の金額も決まっていて、特例はなし。はじめた当初は試行錯誤しましたが、マッチングのたびに相手の希望に合わせているときりがないので、そうしました。いくらきれいでスタイルが良くても、頻繁にLINEしてくる人、高額なプレゼントをすぐにおねだりする人、風俗の延長みたいな人、人間性に問題ありな人はNGです。
2-2. 2024年段階で感じていること
自分がはじめたのはコロナ禍より前でしたので、P活への影響も含めて、状況の変化はかなり感じています。メディアによると市場は年々拡大しているとのこと。もっとも実感しているのは、若い女性たちの間で、P活へのハードルが下がっていることです。自分の夢や目標を実現するために、一つの手段として選ぶケースは確実に増えています。もちろん身バレしないことが前提ですので、多くの人が慎重に行動していますが、顔写真をそのまま出している人いて、顔合わせで会ってすぐに素性を明かす人は少なくありません。
東京や大阪などの大都市圏では特にこの傾向が強いとメディアで読んだことがありますが、私自身も両方を活動範囲にしているので、本当にそのとおりだと思います。東京だと栃木や群馬、大阪なら和歌山や兵庫の奥など地方に住む女性が、わざわざ都市部まで出向いてくることも珍しくありません。この地域性についても、またブログで書いていきたいと思います。
2-3. 交際の内容
最初のP活では、顔合わせで意気投合して、別の日にランチ。その後にホテルへ行って、数時間過ごした後にお手当という流れでした。お相手の女性は以前にお医者さんと付き合っていたようで、その話だと旅行に行ったりもしていたようです。今はそこまで自由に行動できない状況ということで、日中に会うだけの関係が2年ほど続きました。
2人目は特に制限はなく、ランチをしたり、夜に飲んだりしながら、時々ホテルに行くような関係でした。一度、お相手の家庭の事情で数カ月中断し、今度は仕事の都合で東京に移住。私が出張のときに会うスタイルになりました。そこからしばらく交際して、彼女が自立できたことを感じてお別れしました。
以降は長期、短期織り交ぜていろいろと体験しています。楽しい時間を過ごせたこともあありますが、長く活動していると失敗談もいろいろとあり、こういった経験もお伝えしていきたいですね。
具体的な交際の内容は体験談として書いていきますので、ぜひ参考にしてください。
3. P活の相場
3-1. 地域別の相場
P活を行う上で、気になるのが「相場」だと思います。私も最初の頃は、どの程度の金額を渡せば良いのか、全く分かりませんでした。まずは地域による違い。東京や大阪のような大都市では、相場が高めに設定されていることが多く、値崩れもあまりありません。
経験を重ねるうちに、大都市と地方都市の相場の違いがはっきりと見えてくるようになりました。特に東京(首都圏)では、比較的高額なお手当を要求されることが多く、デート代や食事代もそれに応じて高くなります。一方、地方都市では、もう少しカジュアルな形での交際が主流で、相手もそれに見合った金額を期待しているようです。
3-2. 年齢やステータスによる相場の違い
P活の相場は、相手の年齢やステータスによっても大きく変わります。若くて魅力的な女性とのデートには、それ相応の金額が求められます。東京だとモデル、グラビアの仕事をしている女性(本当かどうかわかりませんが)は相場の倍以上を提示してくることもあります。
一方で、相手の年齢や経験値が上がると、より落ち着いた関係が築けることが多くなり、相場もそれに応じて柔軟に対応できるようになります。若さだけでなく、相手の人間性や信頼感も、相場を決める大きな要因だと感じています。
3-3. P活にかかるコストの内訳
P活にはさまざまなコストがかかります。まず、デート代や食事代、それに交通費や場合によってはプレゼント代も必要になります。これらのコストを事前に把握し、自分の経済状況と照らし合わせて、無理のない範囲で活動することをおすすめします。
私も最初は、どこまでが「適切な金額」なのかを把握するのに苦労しました。高級なレストランやホテルを利用することが増えると、それに応じてコストも膨らんでいきます。ただ、相手との信頼関係を築く上で、これらの費用はある種の「投資」と考えています。
いろいろと経験をしてきた中で自分が設定しているのは、顔合わせ1、食事2、大人5です。ただし、お相手の方が「顔合わせ0.5」と提示されたときはお言葉に甘えています。大人があるときは食事も込みで5です。時々、別々で考えている(食事2+大人5=7)女性もいますので、しっかり確認しておきましょう。なお、「大人3〜4」で提示されることがありますが、5を用意しておきます。食事が楽しく大人も満足できれば5を渡すようにして、その後の交際を充実させることができるからです。逆に満足できなかったら希望額を渡して、ほぼそこで終了です。
4. P活に向いている人とは?
4-1. P活を楽しむために必要な心構え
パパ活を楽しむためには、ある程度の心構えが必要だと思います。まずは感情的に深入りしすぎないことです。あくまでも擬似的な恋愛体験なので、感情が揺さぶられるようなことがあると、両者の距離感が食い違ったり、相手に翻弄されるようになり、良い状況とはいえません。関係をビジネスライクに保つことができることが大前提です。
冷静さと慎重さを持って活動すること。これができなければ、P活を長く続けることは難しいでしょう。女性をすぐに好きになってしまう人や、女性に際限なくお金をつぎ込むような人はおすすめしません。
4-2. 経済力があり堅実な人
P活に向いている人のもう一つの条件は、経済的な余裕です。P活では、金銭的なサポートが求められるため、数万円をけちるようなスタイルでは続けられません。とはいえ、たくさんの人に会って、会う日数が増えたりすると、さすがに自分の生活に支障が出てしまいます。そういう意味で、堅実さも重要なのです。私もはじめる前に一定の予算を確保しておき、その範囲内で楽しむようにしました。1回会う予算がわかれば、月に何度会えるか目処がつくので、無理に予定を入れることもなくなります。
経済力に余裕があることは、相手との関係もスムーズに進むし、トラブルも少なくなります。例えば、顔合わせ1で約束して、実際に会ったらがっかりしたから0.5で交渉する人がいるようですが、総じて女性から不興を買います。大人の後に「ホテル代を引かせて」とか、食事中に大人を断られて割り勘を強要するという話も聞きましたが、これらもよくない対応です。失敗したのは、見抜けなかった自分の責任なので、勉強代として払うほうが良いです。結局のところ、余裕がない人がP活をして、良い結果につながることはないというのが持論です。
4-3. 安定したコミュニケーションスキルを持つ人
また、P活ではコミュニケーションのスキルも重要です。相手がどのような考えや価値観を持っているかを理解し、それに合わせた対応が求められます。特に、ジェネレーションギャップがある場合、コミュニケーションがうまくいかないと、関係がぎこちなくなってしまいます。
私は独立する前の会社員時代で培った経験を活かして、相手の話をよく聞くように心がけています。そして、相手にとって心地よいコミュニケーションを意識することで、関係がより良い方向に進むことを実感しています。自分の話は最低限お話して、相手が興味を持ったら補足するぐらい。喋り過ぎたと思ったら、「ごめんなさい、◯◯さんとは話しやすいくて、つい・・・」というような言葉でフォローしましょう。
5. P活に向いていない人とは?
5-1. 感情的になりやすい人
P活では、ビジネスライクな関係を維持することが求められます。しかし、感情的になりやすい人は、相手との関係に過剰な期待を抱いたり、嫉妬心を抱いたりしてしまうことが多く、その結果、トラブルを招くことがあります。私は今では冷静ですが、はじめた当初は当日キャンセルされたり、写真と違う人が現れたり、仲良くなってしないのにおねだりされたときはイラッとしていました。でも、あくまでP活での関係で、気に入らなければ関係を切ればよいだけなので、今は冷静さを保つことができるようになりました。
感情がコントロールできないと、相手との関係が複雑化し、自分自身も精神的な負担を感じることになります。感情の波に流されやすい人は、P活に向いていないかもしれません。
5-2. 金銭的・精神的に余裕がない人
当然のことながら、P活には一定のコストがかかります。そのため、金銭的に余裕がない人には、この活動は向いていません。無理をして活動を続けると、経済的な負担が大きくなり、生活全般に悪影響を及ぼす可能性があります。
多少お金がかかっても、楽しい時間が過ごせたらいい。それぐらいの気持ちがないと、きついでしょう。ホテルに行けると思ったのに、行けなかったら誰だって残念ですが、「また次に」と切り替えられる精神的な余裕も必要です。手っ取り早く女性と関係を持ちたいなら、風俗にいったほうがスムーズです。
5-3. 長期的な関係を求める人
P活は、一時的な関係であることが多く、長期的な恋愛関係を求める人には向いていません。多くの場合、P活は双方が一定の距離を保ちつつ、特定の期間だけ関係を楽しむものです。私は2年以上の交際経験が3名ほどいましたが、最初から長期的な関係を考えていたのではなく、相手と過ごす限られた時間を大切にするように心掛けていたら結果的にそうなった、という感じです。
顔合わせのときは「長くお付き合いできたらいいですね」ぐらいのコメントで留めておくほうが良いです。
6. 知っておくべきリスク
6-1. 隣り合わせのリスクとトラブル
P活には楽しい一面がある反面、いくつかのリスクやトラブルが伴うことも忘れてはなりません。特に、金銭トラブルや感情的な問題が発生しやすいです。私もはじめた頃は、たくさんの失敗をして、時間やお金をドブに捨てました。
マッチングアプリでの約束など、かなり軽くて考えている人が多いのが現実です。ドタキャンや急な予定変更は0にはならないし、相手との合意が明確でないと誤解や不満が生じ、関係が悪化してストレスを抱えることにもつながります。
6-2. 写真詐欺やプロフィール詐称の実態
マッチングアプリ上でよく見られる問題の一つに、写真詐欺やプロフィール詐称があります。実際に会ってみると、写真と全く違う人物だったり、プロフィールに記載されていた情報が嘘だったりするケースも少なくありません。私も何度かこうした状況に遭遇し、非常に残念な思いをしたことがあります。
こうしたトラブルを避けるためには、相手の情報をよく確認し、実際に会う前にしっかりとメッセージのやり取りで人柄を掴んでおくことが大切です。このあたりのノウハウは結構あるので、また別の記事で書いていきます。
6-3. P活にかける時間とコスト
通常の生活とP活をどのように両立させるかについては、常に考えなければならない課題です。家庭を大切にしながら(あなたが既婚者の場合ですが)、どのようにしてP活を楽しむか、そのバランスを見極めることが必要だと感じています。
アプリでのメッセージのやりとりに時間をかけすぎたり、家族や友人との約束よりPJと会うことを優先したり、必要以上にお金や時間をP活にかけることは得策とはいえません。あくまで、余暇を楽しむレベルで。そのほうが長く、安心して続けることができます。
7. P活を成功させるためのポイント
7-1. 信頼できる相手を見つけるコツ
ベストなマッチングの第一歩は、信頼できそうな相手を見つけることです。相手のプロフィールやメッセージのやり取りから、誠実さや人間性を見極める方法を自分なりに身につけていきましょう。私の場合、女性のプロフィールは、何を書いているか、どれぐらいのボリュームかを見ます。いかにもんな定型文だったり、「連絡お待ちしています」だけだったりすると、いくら写真が美人でもメッセージを送らないし、向こうから来てもスルーします(写真だけで釣ろうとしている可能性もあり)。プロフィールにいろいろ書いてもらえると、そのことをネタにしてメッセージが送りやすいので、そのあたりを重視します。
やりとりでは、「プロフィールを見て◯◯が気になってメッセージを送りました〜」みたいな入り方をして、「どんな方を探されていますか?」「これまでこういったアプリで交際されたことはありますか?」など、相手の嗜好や過去の活動歴をまず聞きます。この時点で返信が答えになっていなかったり、やたらと条件の確認ばかりしてくるような人はその時点でストップ。やりとりの中に人間味があり、かつ慎重さが伺えれば、まずまず信頼できるといえるでしょう。まずはこの時点で最低限の信頼関係を築くことができれば、顔合わせまではスムーズです。
7-2. プライベートの情報は最低限まで
P活は安全第一です。会う場所や時間、連絡手段においても慎重な判断が求められます。私も、顔合わせやデートは知り合いに会う機会が少なそうな場所、時間帯を選びます。人が多くて目立たないことも重要。また、初回の顔合わせ段階では地元や仕事など、個人情報の共有は避けるようにしています。
お付き合いが長くなれば、互いのことを少しずつ知っていくと思いますが、さすがに住んでいる場所は教えないし、相手の家のことも聞かないようにしています。当然、女性宅に行ったことは一度もありません。
7-3. 自分のP活動に対する方針を伝える
お付き合いがはじまったら、自分がP活に何を求めているか、どんな考えなのか、方針を相手に伝えておきましょう。特にお金のことは必須です。金額はもちろん、渡し方も都度なのか、まとめてなのか。現金なのかキャッシュレス送金なのか。また、大人は絶対なのか時々でもいいのかも、揉めることがないように共通認識を持っておくようにしましょう。後々になってお互いに誤解していたなんてことがないように。
8. まとめ
まずは、この記事で紹介した内容を参考に、自分にとってP活が本当に適しているのかを考えてみてください。無理をせず、自分のペースで楽しむことが、長続きするコツだと感じています。
私自身も、これまでの経験から学んだことを活かし、これからも慎重に活動を続けていくつもりです。P活は、適切に行えば充実した時間を過ごすことができるものですが、そのためには常にリスクを意識し、相手との信頼関係を築く努力を怠らないことが肝心です。
これからP活を始めようと考えている方々にとって、この記事が少しでも参考になり、あなたの活動の助けになれば幸いです。どのような活動であれ、自分自身の心と体を大切にし、無理のない範囲で楽しむことが大切だと改めて感じています。