「ザオラル」 ー 別れたPJから連絡が来たら会うべきか?

お付き合い

1. はじめに

パパ活というものはあくまで一時的な交際なので、相手との別れはいずれ訪れるものです。喧嘩別れでLINEをブロックされたり、自然消滅したり、円満解消でさよならをしたり――いろいろなパターンがあるでしょう。ところが、一度は別れたパパ活女子から突如連絡が来ることも珍しくありません。私も長らくパパ活を続ける中で、何度かそんな経験をしてきました。

なぜ連絡を絶っていたのにメッセージを送ってくるのか。元カレがムラムラして元カノに連絡するのとはわけが違うので、困惑するかもしれません。再び会って大丈夫なのか――迷う方も多いでしょう。今回は、突然連絡が復活する“ザオラル”がなぜ起こるのか、そして再び会うメリット、デメリットを踏まえ、どう判断すべきかを考えてみましょう。

2. なぜ別れたパパ活女子が再び連絡をしてくるのか?

2-1. “ザオラル”連絡とは?本当の復縁ではなく半端な蘇生?

“ザオラル”というワードは、ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの呪文に由来しています。ドラゴンクエストⅢで初登場した「ザオラル」は、死んだ仲間を50%の確率でHP半分の状態で蘇生できる呪文です。上位呪文である「ザオリク」は100%蘇生かつHP全回復なのですが、ザオラルは確実性も回復力も中途半端。まさに、PJからの「久しぶり。また会えないかな?」といった連絡は、“完全にうまくいく復縁”とは限らず、あくまで“50%で半端な再生”に近いというのが私の印象です。

別れたはずの相手が急に連絡してくる理由は、金銭的に困窮したり他のパパとうまくいかなかったりして、仕方なく戻ってきたというケースが多いようです。そんな理由で「会いたい」と言われても、自分勝手な印象を持ってしまいそうで、再び関係を完全復活させられるかは微妙なところ。ザオリクとは違って、HP半分、成功率も50%――そこを理解したうえで判断しないと、「会って損した」という結果になりかねません。

2-2. 他のパパとの別れや二股解除による“出戻り”

もう一つ想定できるのは、相手が別のパパを優先して離れていったものの、そちらで何らかの問題が起きてしまい、結果的に「やっぱりあなたが一番いい」と戻ってくるパターンです。男性心理としては「捨てられたのに、今さらなんだよ」と思いつつ、どこかで「やっぱり俺のほうが落ち着くのかな」と嬉しくも感じてしまうかもしれません。

しかし、こうした出戻りの背景には、女性が“より都合の良い男性”を探しているだけの可能性も十分あると思います。いわば、相手が未解決のトラブルを抱えながらやって来るなら、結局同じ轍を踏むリスクが大きい。そこをしっかり見極めずに再会すると、最終的にまた別れを繰り返すことになるでしょう。「止め癖」というのは一度身につくと、なかなか抜けないものです。

3. 会うべきか否か:メリットとリスクを比較する

3-1. 「やっぱり俺が一番なのか」という期待

一度別れたり、音信不通にされたPJから再び連絡が来ると、当初は「いや、もう終わったんだから」と思いつつも、心のどこかで「実は結構気が合っていたし、改めて会えばまた楽しいかも」と感じることがあります。あのときの喧嘩やすれ違いさえクリアできれば、意外と良い関係に戻れるのではないか――そんな期待が芽生えるわけです。

特に、大人の交際の中でいくつかの思い出を共有していると、「あのレストランで盛り上がったな」「実は趣味が合ったな」と良い記憶が蘇るのは自然なことです。確かに、再会してうまく噛み合えば、以前より深い理解を築ける可能性はゼロではありません。

3-2. 金銭感覚や不信感が再燃するリスク

しかし、考えてみれば過去に別れたということは、なんらかの決定的な問題があったはずです。お手当の額で揉めたとか、許容以上の嘘をつかれたとか、恋愛感情がこじれてガチ恋になったなど。そうした根本的な要因が解決していないのに再会すると、また同じ問題にぶち当たる確率は高いと言わざるを得ません。

さらに、一度失われた信頼は簡単には戻りません。女性側は女性側で、「なんだか面倒な人だったから離れたけど、まあ今はお金が必要だから、新規より引っ張りやすくていいか」という打算があるかもしれません。男性側が過去のわだかまりを上書きできるほど相手を受け入れられるかどうか、見極めが難しいところです。

4. 円満解消からの復縁はあり得る?

4-1. お手当や関係性を再度はっきりさせる

もし会わなくなった経緯が、メモごとやケンカ別れ、向こうから一方的にブロックされたのではなく、話し合って円満に解消したのであれば、復縁がうまく可能性は残されているかもしれません。

しかし、再度会うにしても、お手当のことや、デートの頻度などの条件を改めて明確にしておく必要があります。自分や向こうに何か不満があったのであれば、最初にそれをクリアしないと、遅かれ早かれ同じ結末を迎えるでしょう。ここで大切なのは、曖昧にせず「今回はこのルールでいきましょう」と具体的に話し合うことです。

万一、相手が「その条件なら会えない」と言うなら、それまで。そもそもパパ活は互いの条件が合ってこそ続く大人の関係。相手の要求に合わせたくないなら、すっぱり断るほうが後腐れなく済みます。

4-2. 未熟な年代であれば成長している可能性も

これまで女性からのザオラルはネガティブな書き方をしてきましたが、必ずしも「新しいPがダメだったから、とりあえず元に戻ろう」という虫のいい話ばかりでもないようです。中には「自分が至らなかった」「パパに甘えすぎて、わがままだった」と反省し、「もう一度チャンスが欲しい」と願っているPJさんの話も聞きます。

これは連絡が来た時に、「なぜもう一度、連絡をくれたの?」と理由を聞くことは必須だと思います。そこで、Pさんが納得するような回答が来れば、一度会って詳しく話を聞いてみるのもありでしょう。私も一度、定期だったPJと些細なことでケンカして別れを告げましたが、4ヶ月ほどたってから彼女から「やっぱりあなたがいないとダメみたいです。嫌なこと言ってごめんなさい」とLINEが来ました。私は基本的に自分からはブロックしない派なので、その声が届いてよかったです。会って話し合い、よりを戻しました。

5. まとめ

一度別れたPJから突然連絡が来ると、男性心理としては少なからず嬉しく思う反面、「どう対応すればいいの?」と戸惑ってしまうことでしょう。再度会うことで以前の楽しかった感覚を取り戻せる可能性もありますが、同時に価値観のズレや彼女への不満が再燃して、結局はまた破局するリスクも高いからです。

なぜ連絡をしてきたのか、慎重に判断すべきでしょう。今度こそ信頼関係を築けるのか、それとも同じ問題が再燃するのか――一度別れた経緯をしっかり振り返り、相手がどんな意図で戻ってきたのかを見極めることが大切です。

私としては、もし相手と本当に良い思い出があって、過去のトラブル原因が明確に解決できそうなら、もう一度会ってみるのも悪くないと思います。逆に、どうしても許せない不満が拭えないのなら、潔く「会う気はない」「良い人が見つかることを祈っています」など、さらりとかわすほうがスマートかもしれません。結局は自分のライフスタイルや感情、リスク許容度との相談になるでしょう。

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